胃腸の弱り 食欲不振 夜間尿 下痢の漢方相談ビフォーアフターを紹介するコーナーです。
病院の薬を見ると、全部で16種類服用中。
11月頃寒くなって、食欲不振・夜間尿・五十肩・下痢・腰痛・手足の冷えがより酷くなったとご相談にお見えになりました。
最近の胃腸の弱りは酷くて、固形物が全く食べられなくなり、体重はもともと55キロあったが、夏頃から徐々に減って、最近は50キロを切ってしまったとのこと。
胃腸の立て直す漢方薬から開始しました。
漢方を始めて1週間くらいで食欲が回復して固形物が摂れる様になりました。
食事が摂れる様になると下痢も起こらなくなり、とても喜ばれました。
次に、胃腸の立て直しをしながら、手足が冷えて腰痛があるので、温めて血行を良くする漢方薬を追加しました。
すると今度は手足の冷えと腰痛が改善されただけでなく、夜間尿は1時間毎から3時間毎になり、五十肩も腕が上がるまでに改善され、とてもお元気になられました。
現在も継続して漢方薬を服用中ですが、いつも笑顔で喜んでお帰りいただけるので、こちらもとてもうれしく思っています。
中医学では、症状の原因から身体を立て直していきます。
この方は、胃腸の弱りから「気」を作れなくなり、温める力が徐々に低下してしまったために、気温が下がってきた11月に色々と症状が悪化したと思われます。
中医学では「異病同治」といって、症状がたくさんあっても、原因が同じであれば一つの漢方薬で、同時に良くなることもあります。
病院では、症状を訴えるとその症状を抑える治療薬を処方されるので、この方のように、こんなにも多くの治療薬が飲むことになってしまいます。
中医学の考え方は、弱りや老化が原因で起こる症状には、とても有効であると改めて感じました。
病院へ受診しても検査で異常がなく、治療薬を飲んでも効果がいまいちだという方は、中医学を是非お試しいただきたいと思います。
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